不道徳教育講座
大いにウソをつくべしとか友人を裏切るべしとか
普通ならよくないことなんだけど自然と納得させられてしまう。
特になるほどと思ったのは、
悪を閉じ込めてダメなものと弾圧するから反動で
人を殺してしまうっていうのはなんとなく頷ける。
暴力とかグロテスクな映画やゲームで殺人事件が
起こるっていう表面的な考えは昔からあったんだなと思った。
人間、禁じられているものに手を出したくなる生き物で
規制をすればするほどそれを犯したくなるから規制は無意味なのよね。
だから、もっと人間らしく生きろっていることを
この本では伝えたかったんだと思う。
社会だとか環境だとか影響されてしまうのは仕方ないことだけど
でも、自分を見失ってはいけないなと思う。
そして、最終的には自分自身ということ。
いろんな過ちを犯しても自分で責任を取るそうしたら
何をしてもいいと思う。
悪を閉じ込めていた自分がいたんだけど
確かにずっと閉じ込めることができるんなら
それはそれで構わない。
しかし、人間どこかに排泄しなければならないと思うので
それを噴火させる前に徐々にガス抜きできるようなことは
していかないとな。
半分ふざけた話ではあるから間に受けてはいけないことも
あるけど何かしら納得させられる物語でした。