寂しい生活 稲垣えみ子

 

このエッセイは衝撃だった。

この21世紀において、冷蔵庫も洗濯機もテレビも電子レンジも

あらとあらゆる家電がない人ってこの人以外に存在するだろうか。

 

無から有を作り出すのも大変なことだが、

有から無にすることもかなり勇気のある行動だなと思う。

 

でも、正論といえば正論で、家事から解放されるために

家電を購入するものの、その家電の購入資金を稼ぐために

さらに労働時間を増やさなければならないという

ジレンマに皆陥っているのである。

 

その割には、あまり家事が軽減されているとは実感はないし、

この現在でも、どちらが家事を分担するのかという紛争は絶えない。

 

もちろん、この方の暮らし方は全てお手本にできるとは

言えないが、私も今現にテレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジはないが

意外と暮らせるものだなとは思っている。

 

さすがに、この猛暑でエアコンなしで過ごすというのは

自殺行為とも言えるので、エアコンばかりは手放せないが

家電を手放すことで得られる自由というのは

あるのかもしれないなと思っている。

 

 

騙されてたまるか 清水潔

 

たとえ、テレビや新聞、報道であってもそれが正しいなんて

ないんだなと思った。

やはり、自分の目で見て聞くことそれが全てだなと思った。

 

犯人かもしれない人間に直接会って取材したり

そのためにはるばる遠方へ赴いたり

身をはって報道する人は本当にすごいと思う。

そういう人のおかげで救われたり、法が改正されていくことに

その人の偉業に感銘を受ける。

 

やはり、おかしいことはおかしいって言える勇気って

大事だなって思う。

周りが、そうだからって流される必要はない。

自分の良心に従うのみだ。

 

 

私とは何か

対人それぞれに対して、口調とか態度とか変わる。

フランス人と話したらフランス語に変わるとか、

先生と友人とは口調も話す内容も変わるように、

自分が意識して変えているわけではなく

人に対応するようになっている。

だから、友人aと友人bの接し方が違くてもそれが普通だから

どれが正しい自分なのかと悩む必要はない。

どれも自分なのだから

 

人に影響されて生きている。

自分一人じゃ何も考えたり生み出すことができない。

愛は相互の献身の報酬ではなく、相手のおかげでそれどれが自分自身に

感じる何か特別な心地よさ

「その人といるときの自分が好き」ということ

 

パートナーはよく似た分人のバランスを持っている人がいい

 

 

世界のエリートはなぜ美意識を高めるのか

まず結論から言うと、

1、論理的・理性的な情報処理スキルはAIなど人間じゃなくてもできるし、

すでに広がっていて、その先を求めるものが必要となるから

2、世界中の市場が、スピード、コストパフォーマンスよりも自己実現消費になっているから

3、システムの変化にルールの制定が追いつかない状況なので最終的に自分の良心

「真・善・美」に従うことになるから

 

アート、サイエンス、クラフトこの3つで成り立っているが、サイエンス、クラフトは説明できるけどアートは説明できないから軽視されがちだが以外と重要。

サイエンス、クラフトは代替できるけどアートはできない。

また。アートからサイエンスを生むことができる。

 

では、どうやって鍛えるか

1、絵画を見る

2、vts(ビジュアルアートを用いた鑑賞力教室)

3、哲学に親しむ

  結論だけでなく、なぜその哲学者がそう思ったのかを分析する

4、文学を読む

5、詩を読む

  メタファー(比喩)の引き出しを増やす

=人の心を動かすのはメタファー

ルネサンスの文化を見直すべき。

 

一見、芸術というのは、実生活からかけ離れているように見えるけど

案外重要だからもっと積極的に取り入れて行きたいなと思った。

 

ティファニーのテーブルマナー

 

 綺麗な作法をして、眉をひそめる人なんていないから

テーブルマナーは、心得ていて損はないと思う。

 

やはり、食事を共にするというのは、

その人の本質が垣間見れる場所でもあるし、

同じ場所で同じものを食べるという大事な時間だと思う。

 

そのちょっとしたチャンスにいかに自分の良さを

発揮できるかどうかで今後の関係性にも繋がっていくと思う。

だからと言って、大胆な行動に出る必要はないが

しなやかに美しく食事する印象を相手に与えられるような

食事を心がけたいなと思う。

だれも知らない小さな国

 

 自分の世界を持っているっていいよね

だれにも、侵攻されず、だれも知らないけれど、自分だけの居場所

そういうものが必要だと思う。

それは、現実世界じゃなくても、物語の中でもいい。

この主人公のいいところは、普通すごいところを見つけたら

友達に自慢するところだけど、そういう気持ちも少しはあったけど

それよりもこの場所を守りたいって思うことの方が強いのが

子供ながらにちゃんと考えているのがいいなと思った。

そして、興味があるからといって、無闇にコロボックルたちを

調べたりしないこと、興味はあるけれどあくまでも、コロボックル

のことをちゃんと考えて行動しているところがいいなと思った。

 

そして、先生もそれをちゃんと分かっていて、そういうところが

素敵だなと思った。

でも、二人ともこの小山をずっと心の中でずっと大事に思っていて

また、ここで再開するなんてなんてロマンチックなんだろう。

 

旅に出よう 近藤雄生

 

まず、旅って素敵だなって純粋に感動した。

自分の目で見て確かめるほど大事なことってないなって

いくら、ネットが発達しようが自分の五感で感じるものほど大事なことって

ないなと思った。

 

あと、国によって、概念が全く違う。

オーストラリアでは、イルカは愛でいたものであったけど

インドネシアでは、自分たちが生きるために狩るものである。

だけど、どちらも間違いはなくてどちらが正しいっていうものでもない。

 

そういう気づくことも日本にいちゃ絶対にわからないことだからこそ

旅の価値があるんだなと思った。

 

あと、イスラム圏にいる人間がみんなイスラム教を信じていて

お祈りや断酒しているわけでもなくて、そういうのも実際に行ってみないと

わからないことの一つだなと思った。

 

あと、作者が勇敢だなと思ったのは、この旅をして後先がとても不安に

ならずに今を生きていることが素晴らしいなと思った。

 

そうだから、自分の選択肢はこれしかないって思うんじゃなくて

自分で選択肢を増やしていくこれって大事だなって。

 

自分がやりたいってなりたいって思えば

その通りになれるんだって勇気付けられました。