2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

金平糖の降るところ 江國香織

恋愛に概念ってないなと思った。 アジェレンの気持ちわかる。 好きってその人が全てになるよね。 世の中がその人が中心で回ってしまう。 でも、欲しいなら奪えばいいっていうのは すごくじんわりきた。 倫理的におかしいとか そういうの超えるよね。 人って …

美しくなるにつれて若くなる 白州正子

考え方に寛容さがあるのは、金銭的に困ったことがないからなような気がする。 戦争で、不自由な生活を強いられた時もあったようだが、 基本的には何も不自由なく暮らしてるので そこから寛大な気持ちって芽生えるのだと思う。 マザーテレサも、お釈迦様も最…

蓼食う虫 谷崎潤一郎

夫婦って何って考えさせられる小説だった。 結局、好きとか燃え上がるような恋って落ち着いていってしまうもので 夫婦って一緒にいて自然ならばいいのではないかと思う。 妻も不倫をしたくてしているわけではなく、ただ夫の不満を外に求めただけ であって本…

人間とは何か

実に奥深かった。 まず、自分の中で考えるということは一つもできなくて 外から働きかけたことでしか、考え行動することができない。 そして、誰かのためにやっていると言っても、 結局は自分の利益になるようにしか人は動かないものである。 人間も機械と一…

卍 谷崎潤一郎

光子という人は本当に末恐ろしい。 男も女も性別関わらず、取り込んでしまう。 それは、彼女自身の容姿が美しいのはもちろんだけど うまく崇拝させるテクニックを持っている。 自分のことを好いてくれている自分が好きといった具合。 それに加えて、周りの人…

拝啓本が売れません

私も小説を書こう、書こうと思って最後までかけた試しがないけれど 書いてみようかと、 とは言っても本が売れないこの時代に 正統派純文学を書いても当たらないのはわかるけど自分は 書きたい。みたいなジレンマに陥っていたけど ここは割り切らなければなら…