2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

しょうがの味は熱い 綿矢りさ

相手に依存してしまうのはすごくわかる。 そう、相手が全ての人生になると相手は次第に冷めていってしまう んだよね。 難しい。 だから、恋に恋している時って一番うまくいかない。 相手にこうしてほしいと願うのと相手のために自分がどこまで 寄り添えるか…

かわいそうだね? 綿矢りさ

かわいそう。 私はこの言葉を投げかけられるのが大っ嫌い。 なんか見下されてる感があるから。 実際に人に親切にするとか手助けするって かわいそうからきていると思う。 そう、この主人公も百貨店でバリバリ働いて 可愛いお洋服をきこなすそれなりにいい女…

スクラップ・アンド・ビルド

人間って楽に慣れてしまったら終わりなんだなと思った。 何かしらの苦痛というか鍛えなければどんどん衰えていく、 だから、老人に手を差し伸べるのもそれは結局自分のエゴでしかなく 本当にその人を助けたいと思うのであれば、自分でできるように支援する …

痴人の愛

女の美は時として男を狂わせる。 屈服させることができる。 それは、美=悪になりうるんだけど 本人が満足しているのであればそれでいいんじゃないかなとは思う。 結局、彼女を切り離しても忘れることができないから。 これが大正時代に書かれたものとは思え…

わかれ

自分ひとりが幸福になる時は必ず誰かが その分量だけの不幸を引き受けてくれている

雪国

川端康成の名作中の名作である。 徒労とは骨を折って働いても役にたたないことという意味 島村はきっとその徒労に惹かれたんだと思う。 都会にいると損か得かでしか人は動かなくなるけれど 田舎の一見都会の人からしたら無意味である行動に美を感じる だと思…

かがみの孤城

ファンタジーな作品は読まないけれど なかなか、伏線が凝っていて面白かった。 私も、中学校の頃に人間関係で悩んでいたこと があってその時のことをふと思い出した。 どんな時代、どんな状況にいてもいじめや家庭環境が いいとは言えない状況って起こりうる…