痴人の愛
女の美は時として男を狂わせる。
屈服させることができる。
それは、美=悪になりうるんだけど
本人が満足しているのであればそれでいいんじゃないかなとは思う。
結局、彼女を切り離しても忘れることができないから。
これが大正時代に書かれたものとは思えない新鮮さに驚く。
きっと、当時読んだらもっと斬新さに驚くんだろうなと。
今は昔ほどではないかもしれないけど、やはり西洋らしい部分に惹かれるのは
変わらないなと。
そして、年月を重ねるごとに高まる情みたいなものも
切っては切り離すことはできないんだなと思った。
少し、ナオミが羨ましい。笑
そういった意味では、男が何を望んでいるかを
手に取るようにわかる才能にすごく長けていると思う。
そして、それに男が分かってはいても、
惹かれてしまう。
でも、それでもいいと思ってしまう。
本当に女って魔力だ。